小川芋銭の碑と牛久沼 牛久市
場所 牛久市城中町
見所 河童の碑・雲魚亭・牛久沼
など
駐車場有
牛久沼のほとりにある、
小川芋銭画伯ゆかりの河童の碑・雲魚亭にきて見ました。
青年会が道標を作ろうとしていた所、
小川芋銭画伯が永久に耐えられる石柱にしなさいと寄付をし、
ご好意に画伯の名を刻もうとした所、
「改善一歩」と刻みなさいと言われたそうです。
改善一歩とは、「自分の進む道を良い方へ改めて進みなさい」という意味です。
小川芋銭と親交のあった小説家 中河与一 歌碑
「朝夕に 芋銭したしみ ながめたる 沼の向こふの 富士美しき」
悪さをする河童をくくりつけた松。
画伯の夫人・長男によって建てられたアトリエ兼住居。
完成して間もなく、病に倒れられほとんど病室として
使われたという。現在は、小川芋銭記念館として公開されています。
誰識古人画龍心(だれかしるこじんがりゅうしん)
要約するとこういうことのようです。
昔は龍を描いて宇宙を表現した、私は河童を描き宇宙・太陽系の偉大さ、その不思議さ、大自然の大切さを表現しているが、それを理解してくれる人はいるでしょうか。
(詳しくは、観光協会等のHPをご覧ください。)
誰識古人画龍心とは、
「何故河童を描くのか」という問いに画伯が答えた言葉だそうです。
小川芋銭画伯には、興味がわきました。
また是非訪れたいと思います。
再訪
今回は雲魚亭を訪れた後、
画伯の墓のある得月院を訪ねてみました。
曹洞宗のお寺で、閻魔堂・樹下石人談のモデルになったという、
榧(かや)の木があります。
丁度、花菖蒲が綺麗に咲いていた。
河童の像があり牛久沼もみられます。
牛久沼に葦や蒲などが茂り、花菖蒲の咲き乱れる中で、
河童の像をみていて、何となく、河童を通して、
少し自然への憧憬と畏怖を感じられたような気がしました。
※小川芋銭の研究をされている北畠氏のHP
小川芋銭画伯の資料が充実しています。