観濤所(かんとうじょ)
市文化財指定 昭和46年9月21日 名勝・工芸品
所在地 ひたちなか市磯崎町3602
江戸時代の天保4年(1833)頃、第9代水戸藩主徳川斉昭(烈公)がこの地を訪れ、聞きしにまさる雄大な景観に感動し、水戸藩内随一の波浪の見どころとして「観濤所」と命名し、水戸八景の番外景勝地として碑を建てさせたといわれています。
碑は、江戸時代から磯崎石として広く知られた海岸の自然石を用い、碑面には斉昭公自筆の隷書が刻まれています。
昭和10年に、この碑を風化から保護するために、
当時の平磯町で大谷石の碑覆堂(ひふくどう)を作りました。
当地を訪れた多くの文学者達もこの観濤所を高く評価し、
明治時代の文豪大町桂月(おおまちけいげつ)の紀行文「水戸の山水」や、
菊池幽芳(きくちゆうほう)の小説「乳姉妹」(ちちきょうだい)などの作品にも描写されています。 |